宅建の本試験前に模試を受けるべき2つの理由
皆さん、宅建の勉強ははかどっているだろうか。
僕が46点を取り宅建の試験に合格したときは、本試験直前の9月に行われた全国統一模試を受けた。
で、僕が周りの宅建受験者から
「模試は受けた方がいいのか?」
と聞かれることが非常に多い。
この質問については、僕は是非とも受けるべきだと考えている。
今回はなぜ模試を受けた方がいいのか、その理由をお話しさせて頂こう。
精神面を鍛える
本試験では、知識以外の要因で問題を間違えてしまう可能性というのが少なからず存在する。
知識以外の要因とは、過度の緊張により冷静な判断力が落ちてしまう、ということなどが挙げられる。
どんなに緊張やストレスに耐性がある人でも、家や図書館などでリラックスした状況で過去問を解くのと、たくさんのライバルたちが周りにいる中、静寂に包まれた試験会場で本試験を受けるというのとでは、精神的な安定感は異なるものだ。
ただ、せっかくたくさん勉強をし、何度も過去問を解いてきたのに、問題を間違えてしまった原因が精神的な理由だなんてちょっと自分の中では納得しきれないよね。
ただ、知識による勝敗は、本番前日までにやってきた勉強量でほぼ決まっているようなものなので、なんだかんだで本試験当日の勝敗を分けるのは案外精神的な部分であったりするのだ。
そして全国統一模試というのは、ある意味でこの「精神面」を鍛えることが出来る試験なのだ。
・試験会場に若干の緊張に包まれながら足を運ぶ
・自分の「宅建の試験に合格する」という志を同じくするたくさんのライバルたちに囲まれながら試験を受ける
・静寂の中試験開始の合図を待ち、合図と周りのライバルたちと一斉に問題を解き始める
・今まで何度も繰り返しといてきた過去問とは異なる、全く未知の問題に挑戦する
このような、本試験さながらの環境を、模試で一度味わうことが出来るのだ。
これを本番直前に経験したかしていないか、というのは、本試験当日の精神状態で大きな差になるだろう。
気を引き締める
本試験直前って、ガチガチに勉強に集中できている人がいる傍ら、気が緩んでいる人っていうのが案外多いのだ。
この気が緩んでいる人っていうのが2パターン存在する。
・全く勉強をしてこなかったので、もはや諦めかけている。
・ものすごく勉強をしてきたので、合格を確信し、手を抜いている
この2パターンだ。
諦めかけている人たち
こういう人たちは、宅建の試験勉強をするためのエンジンをかけるきっかけというのがなかった人たちだ。
漠然と「あぁ10月に本試験があるんだなぁ」くらいの考えで、宅建試験というものが具体的にイメージ出来ていないのだ。
ただ、全く勉強をしてこなかった人たちでも、不思議なことに本試験前日ってみんな勉強をしたりするんだよね。
これは、本試験が翌日に控えてようやくエンジンが入ったからだ。普通に遅すぎるけどね。
彼らのエンジンが入るきっかけが試験そのものであるのなら、それを本番の前に一度味わってみよう。
つまり模試だ。
本番さながらの環境で問題を解き、全く分からない問題たちに遭遇して、「やっぱりやらなきゃやばいな」と思えるかもしれない。
合格を確信している人たち
僕はこれで1年目本試験に落ちた。
1年目は、資格の学校の小テストや模試では常に上位3位以内には入っていたし、努力をしてきた自負があったので、それはそれは天狗だったね。
だから、正直9月とかはかなり勉強量が落ちていた。
これが、勉強をきちんとしてきた人たちに仕掛けられた9月トラップだ。
こういう人たちは、試験前に一度未知の問題を解き、間違えて、ヘコんでおいた方がいいだろう。
過去問をやりこんで自信がついている人って案外新しい問題に挑戦すると応用がきかなかったりする可能性があるからだ。
合格できると過信している人たちは、一度ヘコんで、気を引き締めなおすためにも模試は受けよう。