宅建受験者で不動産業に従事している人が必ず5点免除を取るべきたった1つの理由。
宅建の受験者が5点免除を取るべき理由。
それはびっくりするくらい簡単だからだ。
それ以上の理由が見当たらない。
宅建の試験には5点免除という制度があり、不動産(宅地建物取引業)に従事している人が受験することが出来る制度。
5点免除試験を受けて、その試験に合格すると本試験で5点を保持した状態で試験が受けることが出来る。
そして、気になる試験内容はというと
もうね、めちゃくちゃ簡単。
そもそもなぜ5点免除なる制度があるのか、というところに着目してみるとなぜ簡単に作られている理由が分かる。
宅建の試験は、近年では昔に比べてあまりにも受験者数が増えてしまった。
なぜこんなに人気になったのか、理由は色々あるだろうが
「事務所に5人に1人の割合で宅地建物取引士を設置しなければならない」
旨の規定があるおかげで、ある程度無能でも宅建を持っているだけで中小の不動産業者からは必要とされるから、転職市場では比較的有利というところが大きいのではないだろうか。
そんなこんなで今では全国で20万人が受けるモンスター資格。
勉強時間のとれる主婦や学生にかなり有利な試験となり、本来この資格を必要とする不動産業に務める人たちが資格を取りにくくなってしまったのだ。
そこで平成9年からスタートしたのがこの5点免除という制度。
ただし、この5点免除は不動産業に努めていれば無条件であげるというものではなく、5点免除試験を受けて合格しなければならない。
なぜなら、きちんとした知識のある者を事務所に起き、きちんとした知識のある者にしか重要事項の説明を読ませないという宅建の前提が崩れてしまうからだ。
その前提を崩さない為、試験という形で一応は体裁を保っているわけである。
だがしかし、あくまでも体裁の試験。
上で述べたようにちびるほど簡単。
もうね、完全に受からせようとしてる。
正直僕は運転免許の筆記試験より簡単だと思った。
運転免許の筆記試験は、簡単とは言え最低限の知識は要求される。
例えば、進入禁止のマークを
「このマークは進入禁止だ」
と、知識として知っていなければ標識の問題は解けません。
でも、5点免除試験はそのような事前に備えておくべき知識は完全に不要。
驚くことに、知識がなくても試験問題をその場で見て考えて解けてしまうのだ。
さらに驚くことに、考えるのは宅建のことではなく日本語。
例えば
次の選択肢の中から正しいものを選べ
1.〇〇は、△△ではない
2.〇〇は、△△では決してない
3.〇〇は、絶対に△△ではない
〇や△に何が入るかは分からない。
いや、分かる必要がない。
なんとなく2や3は間違ってそうっていうのは分かると思うんだ。
大学受験の現代文とかでも学んだと思うけど
「絶対に~」
「決して~」
という、言い切りの文言が入っていたら間違いという前提で解くように教えてもらったはずだ。
これってもはや宅建の知識全くいらないよね。
はっきり言って僕の年の5点免除試験の内容はほぼすべてこんな感じだった。
5点免除試験は、宅建の知識ではなく日本語能力が問われる試験である。
不動産業に従事する宅建受験者が5点免除を取るべき理由。
お分かりいただけただろうか。